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家つくり概要

 家つくりとは? と定義してみると、現時点での状況ではハチャメチャ、住み方もつくり方も多種多様で混沌としています。
 この家つくりの中でハッキリしている事は、はじめてマイホームを建てようと思った時、ほとんどの人が、他の人の力を借りなければならない状況ではないでしょうか。要するに家つくりは、生活環境を少しでも快適にしようとして、大切な資金を支払って、家をつくってもらう人と、その資金を頂いて、家つくりを生業とする人に二分されます。
 もう少し詳しく言うと、資金を出して家をつくる人=施主、資金をもらって家をつくる側=建築会社(ハウスメーカー・工務店・大工・その他)と、行政(建築基準法・建築指導課)が入ってきます。
 施主は建築会社を選定できる特権を持っています。建築会社は施主に選んでもらわなければならないため、いろいろな面での努力をします。行政は規制の権限を持つため、両者に規制を加えることができます。
 大雑把に言うとこのような状況の下、施主さんは自分の家をつくるために必要な情報を入手して、その中かの一番有利な条件を見出さなければなりません。これはほとんどの人がなれない作業であるため、その中の一つを選ぶと言う事は、本当に大変な事になると思います。
 まず情報が氾濫しているようで意外と狭い事に気が付くべきでしょう。一般の施主さんが情報を入手できるのは、大手ハウスメーカーがほとんどであり、その例として、誰もが気兼ねなく見て、触って感覚を体験できるのが、ごく一部の情報源である展示場です。
 しかし、このごく限られた展示場が発信する、様々な情報だけでも何を持って基準にすべきか、はじめて家つくりを体験する施主さんにとって、何が良くて何が悪いかの判断もほんの少ししか理解できないと思います。
 例として、
高気密工断熱の家を選択の一部と考えました。実際に住んでいる人の体験談など聞いたところ、とにかく冬暖かくて省エネだと絶賛しています。しかし良く考えて見ると、今まで住んでいた家が隙間だらけでものすごく寒い家のため、この人は冬暖かいだけで充分満足の評価をしているのかも知れません。
 何を言いたいかと言うと、暖かい家に現在満足の評価をしている人も、いずれかの時に、ここがおかしい、あすこも変だと気が付く時が必ずあると思います。家つくりはもっと違った部分から研究していくと、まったく新しい要素が見えてくるものです。とっつきやすい表面的なものだけではなく、目に見えない危険な空気環境に、生態の一部である人間が安全で快適に暮らせる事まで考えるべきでしょう。
by hokushin-f | 2005-08-03 17:27 | 家つくりについて
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