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80年経過した蔵の修理見積り依頼

 弊社で手がける「森林浴のできる家」の基本の一例として、「最低限の修理費で100年以上持続できる家」を手がけています。
 今回下見をさせて頂いた80年前の蔵は、切石の基礎の上に土台が取り付けられ、その上に柱が建てられ泥壁が25~30cmの厚みがあり、漆喰壁で仕上げられている状態でした。しかし、80年もの歳月に耐えてきたこの蔵は、基礎の切り石はほとんど狂いがない状態であるものの、地面から5~10cm位しか上がってない状態であるため、これが原因で、土台と柱の下部15cmが完全に腐っている状況でした。
 蔵の大きさは3間×2間の本間仕上げ、これに下屋が後付になっている状態でした。
 お施主様はこの蔵はほとんど使っていない状態でしたがこれを手直しして、書斎として使いたいという意向を持っていました。
 取りあえず土台と柱の根ぐさりを直さなければならないのですが、かなりの難工事が予想される状態でした。
 とにかくジャッキアップによる土台と柱の根元の交換と漆喰壁の補修、そして地盤の湿気対策の改善をしての見積りを出す予定となりました。
by hokushin-f | 2006-07-30 18:25
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