空気断熱工法の遮音/防音についてのご質問有難うございます。

「耐震気密エアパネル」の音の問題について、千葉県からわざわざのご質問有難うございます。
 音の伝達は空気の振動によって我々に耳に達します。発生源である物質も振動によって音を発生させ、間接的に空気を振動させ人間の聴覚に伝わってきます。
 S様がご指摘のように空気断熱工法では、遮音/防音についての疑問を感じるのはごもっともです。
 弊社の開発いたしました空気断熱工法の空気層は、外壁(防火サイディング):12mm・可変空気層:30mm・インシュレーションボード12mm・断熱密閉空気層:18mm・構造用合板:9mm・断熱固定空気層:78mm・内壁(漆喰壁・耐火ボード・桐板等):9~12.5mmとなっております。
 太鼓の構造で言うと、皮をたたく事によって空気を振動させ音を伝達していきます。皮に衝撃を加えると皮がしばらく振動続けるため、余韻の残る音になるのではないでしょうか…?
 空気断熱層の空気を仕切っている材質の厚みが、音に対して適度の厚みを要し、振動が次の空気層に伝わりにくい状態になると遮音/防音効果が発揮されます。
 外壁・インシュレーションボード・構造用合板・内壁とうが、振動しにくい物質か、或は、振動しにくい厚みを持っていると、それぞれの材質が音の波長に変化をきたすため、波長が空気振動させにくくなります。したがって、音の伝達は少なくなっていきます。
 また、マンションの床(スラブ)のコンクリートの厚み200mmを300mmに厚くしても、コンクリートを通過する波長は変わらないため、音は小さくならないと言う現象が起こります。波長を変化させるには、雑多な材料を重ね合わす事で遮音/防音効果が発揮されるようです。
 したがって弊社で開発いたしました「耐震気密エアパネル」と「空冷式省エネルーフ」は、複合資材の採用と振動しにくい厚みを持っているため、外部からの騒音や室内からの音が外に出にくい構造となります。
 ガラスは3~5mmと薄いため空気振動をまともに受けます。ガラス自体の振動は、サッシ枠の場合ゴムパッキンで振動を和らげていますが、ガラス面は太鼓の皮と同様に空気はガラス面によって振動させられるため音は中まで伝わります。ペアガラスや二重サッシ・トリプルガラス構造にするとガラスと空気の物質変化により、窓においての遮音/防音が発揮されます。空気の振動を広範囲に伝える飛行機や車の人工的につくられる騒音は、室内に入れないように工夫するべきかと思います。
 人工的に発せられる嫌な音は、自然界の一部に過ぎない人間の日常生活の健康や精神的に何らかの支障をきたすのではないでしょうか…?
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by hokushin-f | 2006-10-07 18:15
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