F邸の「耐震ドライピット基礎」工事が始まりました

昨日、宮城県南部で震度6弱の地震がありました。幸い被害も少なめで本当によかったと思います。阪神淡路大震災や新潟中越地震など、震度のわずかな差が大きな被害を被った記憶は、記憶に新しい所です。
地震はまったく予知できない状況で襲ってきます。これらの恐怖を煽って、悪徳リフォーム業者が高齢者など、不安を増長させ高額の費用を支払わせている事が、話題になっているようです。
地震が発生するたびに、新聞やTVコマーシャルに住宅の耐震装置の宣伝が増えてきます。これらは有名住宅メーカーであり、安心感の提供とメーカー宣伝には貢献できますが、問題は施主にとって、この免震装置や機能がオプションで高額である事です。
誰だって家をつくる時、この免震装置をつければ安心ですよと、セールスされたら高額でも追加支払いをしてしまうのではないでしょうか? 何だか悪徳リフォーム業者に類似しているような気がします。

北辰住宅技研では「耐震ドライピット基礎」が、全てのグレードに標準装備であり、オプションではありません。
業界常識と大きく違う点として、予算が少なくても建てられる「セドナ」でも標準仕様である事を特筆したいと思います。一般的にこの業界では、予算が少ないと建築基準を満たしただけの基礎工事にしてしまう事があたりまえです。施工業者に言わせると、「検査に通れば問題なし」の姿勢です。
大手メーカーは、標準仕様とオプションをきめ細かに分類し、最終仕上げ段階には、高額の追加工事が発生する仕組みを確立しています。ローコスト住宅も同様な手法を用いています。契約時点では安くても、追加工事が数百万円があたりまえの世界です。また、展示場と新築した我が家では、見た目は同じなのに「何かが違う」と感じる場合があるのは、同じように見える建材が、グレードが何十種類もあるからです。

「耐震ドライピット基礎」は、耐震強度のほか、シロアリが発生しない工夫と床下で作業ができる高さの確保がしてあります。
「耐震ドライピット基礎」の強度は、構造上の違いとコンクリート強度の違いになります。例え話ですが、一升桝がこの基礎工法に似ているので例にあげますが、一升桝の底を釘で止めたのと、一体成型でつくったものではどちらが壊れにくいか? もちろん一体成型です。次にコンクリート強度のランクが存在するのは、知らない人がほとんどではないかと思います。普通の基礎工法で使われるコンクリート強度は180kg/c㎡程度です。「耐震ドライピット基礎」に使われるコンクリート強度は240~270kg/c㎡とまったく質の高いコンクリートで、100年以上持続できる家の基礎を担います。
このように構造の違いと、コンクリート強度の違いが、直下型の地震にも壊れにくい性能を発揮してくれます。
このように「ドライピット基礎」と「耐震気密エアーパネル」が、長期に渡る地震から生命と財産を確実に守ってくれます。しかも標準仕様で追加工事もありません。
「耐震気密エアーパネル」については、後ほど詳しく説明をします。

シロアリが発生しない工夫とは、基礎コンクリートが常に乾燥する状態に施工します。床下の地面からの湿気を遮断するのと、床下の全てのところが通風性を完璧にすると、シロアリが発生しません。結果は5年ごとのシロアリ消毒にかかる費用や、シロアリ消毒の化学物質が揮発性有機化合物となって、室内空気を汚染し続ける事もありません。

床下で作業ができる高さの確保とは、「最低限の修理費で100年以上持続できる家」や「老後自己防衛しながら一生済める家」のためには必要不可欠な要素です。キッチンや洗面脱衣やユニットバス、トイレの床下をのぞいた事がありますか? 多分ないと思います。それは、ほとんどの家の床下が低くて入れないつくりになっているからです。
床下の配管は、25~30年前後でかなりのダメージを受けます。もし床下で、配管の交換ができれば、最低限の修理費で済む事になります。また、老後対策として、寝室に簡単にトイレが付けられたら、「オムツ」をあてる介護から開放される事は間違いありません。
私たち生態が生存するための条件として、空気と食べ物と排泄行為が生きるためには欠かせません。「排泄の快楽」を維持できる工夫は、基礎の段階で決定してしまいます。


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70年前の建物の基礎を「ドライピット基礎」につくり直すための下処理工事
750mmの基礎パネルを固定させるための捨てコン作業と土間転圧作業
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by hokushin-f | 2005-08-17 19:39 | 地震に強い構造
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