カテゴリ:自然素材( 2 )

カリンの床の話と、K邸の工事現場写真

今日は MK邸の現場に行ってきました。弊社の現場の夏休みは17日までです。18日から現場作業が一斉に動き出し、残暑と共に職人一人ひとりの熱心さもじわじわと伝わってきます。
8月8日の日記にカリンの床材が、植物油を塗ると、最初は見栄えがよくありません。と書きましたが、たくさんの「森林浴のできる家+全室床暖房」のオーナーさんから賛同を頂きました。
確かに新居に引っ越して数年は、赤黒くて艶もないため、お世辞にも、きれいな感じがしない、捉え方によっては「汚い」と思えるような床が、5~6年後には、見違えるばかりの艶が出て、赤黒い汚い色が黄色みを帯びた、なんとも言えない自然の美しさに変身する。「醜いアヒルの子」とはうまい表現をした。まさにその通りだ! と称賛をいただきました。
また、このカリンの床は、一年中スリッパーを使わないで済むと、大変満足して使っているとの評価も頂きました。夏は、植物油がカリンの持つ樹木油と融和して、なんとも言えない足裏感触の味わいを持たせてくれる。だから、真夏でも足がべとつかない。
そして、冬になると低温温水床暖房で、カリンの床を暖めてくれ、空気の対流が発生しない輻射熱で、室温が16~18度の春先の外気温で、さわやかで健康な省エネ生活ができます。一般的なつくりの「床が氷の世界」のフローリング材とは別世界の話です。
そして実際に住んでみて、室内空気環境の違いをはじめ、自然と生態の微妙な係わり合いの重要性が、本能として理解できる事がたくさんあり、「森林浴のできる家+全室床暖房」の家に住む楽しみがますます増えていきます。など、オーナーさんの住み心地の具体例なども、これから少しずつ紹介したいと思っています。

MK邸の工事途中です。
e0024795_13171743.jpg



















e0024795_13174437.jpg
和室はけや木7寸柱と差し梁工法です。












けや木7寸柱と差し梁は漆仕上げになります。

e0024795_1393366.jpg



















前回お話したチークの彫刻Rドアです。
国会議事堂の大臣席の彫刻も同じチーク材でつくられています。
[PR]
by hokushin-f | 2005-08-20 13:31 | 自然素材

チーク材の彫刻入りR型引き戸

8月8日日曜日、Kさんが来店してくれました。K邸は、6月に着工して7月末に上棟した家です。今回来店してくれたのは、玄関からリビングへのドアについての打ち合わせです。K邸は、リビングの中に八畳の和室が書院付きで重厚に構える設計です。もちろんリビングは洋室の仕様となるため、このドアが室内全体のバランスを取るために、大きなポイントになって来るからです。
書院付き和室は、ケヤキの7寸柱3本とケヤキの差し梁2本を漆で仕上げる豪華なつくりです。私がKさんにお勧めしたのは、チーク材の彫刻入りのR型引き戸です。このR型ドアは現在の展示場に使われていないため、特に実物のRドアを見ていない奥様が、ドアのイメージがつかめないため、11年前につくられたOさんの家にご案内することになりました。
O邸は、リビングはカリンの床と漆喰壁、吹き抜けの天井は杉の無垢板で、このR型の引き戸で玄関を挟んで和室とバランスよく調和して、自然素材特有の「年数が経過するほど味わいが増す」状況になっていました。
11年経過した自然素材の本当のよさを目のあたりにして、R型ドアのデザインや品質、このドアを使いやすさを重視した引き戸に設計する斬新さなど、即気に入っていただきご夫婦そろってものすごく満足していただきました。
また、Oさんとは住み心地や使い勝手など、いろいろと話も弾みました。そして、11年経過した床や漆喰壁のきれいさに改めて自然素材のよさを理解していただけました。後日、K邸の現場写真で見ていただきたいと思います。


カリンの床材に植物油を塗ると、最初は見栄えがよくありません。極端な言い方をすると赤黒くて艶もないため、汚いと表現する人もいるくらいです。しかしこの「醜いアヒルの子」が5~6年後には、見違えるばかりの艶が出て、赤黒い汚い色が黄色みを帯びた、なんとも言えない自然の美しさを見せてくれます。
この床の手入れは非常に簡単。床が汚れたら雑巾を固く絞った水ふきでOK できることなら、ひと瓶1000円くらいの小さな椿油を布にしみこませ、乾拭きしてください。この布は、タッパーで保管すれば何回でも使えます。また床にシミが付いてしまった場合、その部分に椿油をつけ、目の細かいペーパーで軽くこするだけできれいになります。
カリンの床は衝撃や傷に強く、かなり荒っぽい使い方をしても平気です。また「温水式床暖房」に対応できる、ごく限られた無垢の貴重な床材です。
現在一般に使われているフローリング材は、取り付けたときが最高にきれいに見えるように加工されています。しかしこのきれいさは何年も持ちません。それは表面に塗られた化学塗料が、光や熱のエネルギーを受け続けて化学分解するからです。この劣化現象による空気汚染が、目には見えない揮発性有機化合物(VOC)によるものです。私たち人間の五感では防御できない、忍び寄る「見えない危険」となります。
また、フローリングの平均耐久年数は約25年程度と考えるべきでしょう。カリンの床材の800年前後と、まったく比較にならない耐久年数の短さです。
[PR]
by hokushin-f | 2005-08-09 18:35 | 自然素材