<   2005年 08月 ( 15 )   > この月の画像一覧

高齢者介護施設の工事が始まりました

株式会社 あい華 さんの依頼を受けて、高齢者介護施設の工事が着工になりました。工事場所は群馬町保渡田です。水田に囲まれたのどかな風景に榛名山や赤城山、浅間山などを遠景に据えた自然が豊かな環境です。
土地が400坪で、かなりお金がかかっている日本庭園付き、建物が平屋60坪、ガレージが16坪くらい。和風の平屋つくりは、筑後10年程度とまだ新しい感じ。この個人住宅用につくられた高価な家を改造して、高齢者介護施設に改修します。

オーナーはGSさん、事業運営は気賀沢青年社長、ノウハウ提案は私と、三者の思考や意思が一致。とんとんと話が進んで改造工事に至ったわけです。

「老後自己防衛しながら一生住める家」を提案してきた、北辰住宅技研のノウハウが、民間ではあるが、初めて公的施設に応用できる事になりました。この高齢者介護施設は、デイサービスとしての運営を11月に開所を目指しています。

私たち人間が生きるためには空気と食べ物が必要です。そして、ほとんどの人が直視したがらない「排泄行為」の重要性を提案して行きます。
人間と言う、動物細胞が1分間に8リットルの空気を赤ちゃんから高齢者まで必要としています。そして、日に数回に分けて摂取する食べ物から、細胞内に蓄積保存する栄養素(炭素+水)が、人体60兆個を越える細胞のエネルギー源になるわけです。

空気は数分遮断されると、細胞はそく死に至ります。食料摂取は数日間の余裕があります。そして、動物としての人間が生きるためには、「排泄行為」がまともに行われなければ、尊厳を失うばかりでなく、生体の機能をなくした状況であるのではないでしょうか。

オムツをあてる介護から、「排泄行為」をサポートできる介護へと、「あい華」のデイサービスを通して、挑戦して行きたいと思います。

その他、あい華では、高齢者のストレス解消を空気の質によって、精神安定効果を高めるとともに、低温で発汗できる「岩盤風呂」による温熱環境で、細胞の活性化をサポートしていきます。

◎ 空気の質による精神安定効果の促進
◎ 温熱環境による細胞の活性化の促進
◎ 排泄行為のサポートシステムの確立とオムツをあてない介護への促進

上記の3つの介護サポートを主体にできる、高齢者介護施設に工事を進めていきます。北辰住宅技研が「老後自己防衛しながら一生住める家」の提案が基本です。また、これらのサポートの詳細については、これからの工事の進捗状況にあわせ、随時お知らせします。

「お気軽にどうぞ!」
このブログを読まれた人からの質問をお待ちしております。
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by hokushin-f | 2005-08-30 18:58 | 高齢者介護施設

「基礎の話」続きます。MF邸の耐震ドライピット基礎について

直下型の地震でも壊れないような構造と、コンクリート強度を併せ持つ基礎だから=耐震。
基礎コンクリートが常時にカラカラに乾燥しているから=ドライ。
床下にもぐって作業ができる構造と高さがあるから=ピット。
この3つの機能を併せ持つから「耐震ドライピット基礎」と命名しました。基礎としての必要最低限の機能を満たさなければ、後で取り返しのつかないことに。

≪耐震と耐久性についての対策≫
基礎構造が枡形でベースと布部分が、特殊一体打ち込みで壊れない施工方法です。
しかも、コンクリート強度が240~270kg/c㎡と公共工事の橋などに打設する生コンを使用。一般的な住宅用の基礎コンクリートは180kg/c㎡がほとんど、これ以下の強度の生コンを使う業者もあるので、コンクリート強度については、要注意。

≪床下を乾燥させる対策≫
枡形一体成型で打ち込むため、地面からの湿気が上がらない。また、間仕切りの布基礎を工夫して配置すると、通風性が確保されるため、人間にも有害なシロアリ消毒が一切不要。高額なシロアリ消毒費用と健康が確保できます。

≪床下で作業ができる構造と高さ対策≫
ピット=ピットインは、床下にもぐって作業ができる工夫がして有るか無いかで、住宅の耐久年数に大きな差が生じます。
ユニットバスやトイレ、洗面脱衣やキッチンなど、将来予想される水周りの故障など、簡単でしかも最低限の修理費で維持できると、100年以上持続家になります。

MF邸は耐震ドライピット基礎からやり直すため、70年持ちこたえてきた本体をこれから100年以上持続できる家にリホームできます。

※ K邸が栃木と前橋に2軒あったため、TKさんとMKさんにかえます。FさんはMFさんと他の方も変えて行きます。

今日は日曜日、展示場には何組ものお客様がお見えになりました。1年ほど前に何回か来て頂いてた、60歳半ばのご夫婦が再来店してくれました。やはり「森林浴のできる家」がいいなと、実感をこめて言われました。
私が「老後自己防衛しながら一生住める家」の提案と、先日から改造工事が始まった高齢者介護施設の話を真剣に聞いていただきました。
この介護施設の「三つのサービス」を工事の進行状況と合わせてお知らせしてゆきたいと思います。
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by hokushin-f | 2005-08-28 20:10 | 地震に強い構造

津南町に大黒柱を運ぶ   MF邸の基礎工事

昨日、新潟県の津南町に行ってきました。台風11号の影響があって雨が降ったりやんだりの天気でした。津南町は新潟と長野の県境にあるものすごい豪雪地帯です。中越地震で被害の大きかった山越村から30Km位のところです。今回の地震では、震度5強でしたが被害はほとんどなかったようです。

津南町には、年5~6回行っています。本当は時間さえあれば毎週でも行きたい所です。それは、空気と水と食べ物のうまさが全て最高! その上温泉が町中のいたるところにあり、飯山線津南駅の駅舎の2階も日帰り温泉になっているくらいです。
空気は国道117号線(通行量は少なめ)以外、ほとんどが森林浴ができる空気環境。そして、天然水が凄く良い! 魚沼産のコシヒカリがお米の最高ブランドになっていますが、魚沼産の中でも最高の美味しい米が、綿屋さんで手に入れることができます。
農協スーパーに行くと、津南牛乳が普通の牛乳と味がまったく違う。また、地元の野菜やキノコを買ってくると美味しさが実感できる。
昼は津南の隣町にある、由屋さんのそばを食べる「へぎそば」これも本当に美味しいそばです。

今回津南町に来た目的は、Nプレカット工場にけやきの大黒柱を8本運ぶためです。それと加工や仕様など工場長と打ち合わせ。早々に打ち合わせが終わり、天然水をペットボトルに汲みに行きました。1時間半くらいかかり、それから信濃荘に行って温泉に入る。これが最高の泉質で入ると肌がつるつるに。なんとも言えないいい気分。そして夜は、松海寿司さんへ。とにかくネタが最高そしてシャリも絶品! 米が良いと寿司の味がこんなにもよくなるのか不思議な気持になる。
その後T住宅の社長にあって MF邸の打ち合わせを少ししてから、高崎へ到着が23時半ごろ。仕事兼チョット贅沢な一日でした。

MF邸の「耐震ドライピット基礎」工事の鉄筋工事と外周パネルの施工状況です。
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by hokushin-f | 2005-08-26 18:52 | 地震に強い構造

TI さんの敷地条件や家族構成、住み方に対する間取り提案

TI さんの8月13日の続きです。このときはIさんとの出会いを紹介しましたが、今日はプランの提案について紹介します。
まず、TI さんの宅地が南北に細長く北道路のため、宅地としては条件があまりよくない土地形です。そして、家族構成が50歳代後半のご夫婦と、子供さん二人、奥様のご両親の6人家族です。Iさんのご希望は、基本的にはご夫婦とご両親を主体にした、二世帯住宅の設計です。

私が TI さんに提案したのは「老後自己防衛しながら一生住める家」を設計の第一ポイントに考える家つくりでした。
一般的な高齢者用の施設などを見ると、床の段差がないバリアフリーや、出入り口を車椅子の通れる幅の確保。そして、手すりの充実を図るなど、官製が定めた行政主導型に則ったやり方が幅を利かせています。

私が提案する「老後自己防衛しながら一生住める家」は、今までに例がないまったく新しい発想から生まれています。

私たち生態が生きるためには、3つの重要な要素が必要です。

その1つとして、空気です。動物細胞は空気中の酸素をエネルギーとして消費します。細胞は酸素を数分間絶たれると、死に至ります。脳血栓や脳梗塞など血流による酸素補給が絶たれることで脳障害が起き、身体動作に大きな影響をもたらします。最近のニュースで、ロシアの潜水艇が海底のワイヤーに引っかかり、イギリスの無人潜水艇に救助されましたが、酸素残有量が後6時間と危機一髪の状況でありました。

その2として、食物摂取による細胞内に保存蓄積する栄養素です。この栄養素の炭素が呼吸作用によって取り込まれた酸素と結合して、人体60兆個を上回る細胞一つひとつのエネルギー源となります。紛争地やアフリカなど、また天候異変がもたらす食糧不足は、人類が抱える大きな問題です。

その3として、生態が生きるためには排泄行為が、ものすごく重要である事の認識です。空気と食料の重要性は誰でもすぐ理解できます。しかし、排泄行為についてはかなり無頓着であると言えるでしょう。
極端な言い方かもしれませんが、オムツをあてる介護は生態が持つ排泄行為を無視した残忍な介護ではないでしょうか。「排泄の快楽」はふだん誰しもが経験している、生きるためのひとつの要素ではないかと思います。

これらの3つの重要な要素を理論化すると共に実用化をしています。

その1の空気については、森林にほぼ近い空気環境の提案です。森林浴をしたときに感じる「気持ちよさ!」をはじめ、安眠効果や目覚めたとき頭がスッキリしているなど、室内空気環境の違いによって、受ける事で実感できます。
これらの症状は、脳細胞が活性化できる酸素の補給に「森林浴のできる家+全室床暖房」の家の室内空気環境が、大きな役割を果たしています。
何故このような現象が生まれるのか? 床・壁・天井に使われる自然素材が、空気の温度差による湿度容量変化から、マイナスの電荷を帯びた空気環境が生まれてくるからです。

その2の食物摂取については、農薬問題や遺伝子組み換え作物など、また未知的被害が懸念されるBSEなど、充分注意を重ねた食物摂取に気を配るべきでしょう。

その3として、排泄行為の重要性です。現在元気でどんどん動いている人、オムツをあてがわれた自身を想像した事がありますか? 生きるためには空気と食べ物は絶対必要です。そして、排泄行為もそのときが来てからでは手遅れになります。
92歳で1年半寝たきりの高齢者が、わずかに残った腕の力だけでトイレに行ける工夫をする事で、ゆっくりではあるが、壁伝いに動けるまで回復した、とても信じられないような実例があります。

家を設計すると言う事は、最低でも自身の高齢期まで視野に入れなければなりません。この続きは、次の機会に書きたいと思います。
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by hokushin-f | 2005-08-24 19:05 | 老後住める家

栃木県小山市近郊 K邸 の現場写真ができました。

8/15に書いた通り、完成引渡し時に撮った現場写真を今回、掲載します。写真より現物を見てもらったほうが本当のよさが理解できます。小山市周辺に住んでいて、「森林浴のできる家+全室床暖房」の家に興味のある人はご連絡下さい。

Kさんから昨日電話を頂きました。9月4日に紹介者であるSさんと工事を担当してくれた松島建設さん、そして私を招待してくれるとの事です。早速Sさんと連絡を取り、松島建築さんにも連絡を入れる予定です。
今回、はじめての≪遠隔現場管理システム≫による完成引渡しになりました。縁あってKさんの家を建てさせていただき、また、YKKさん大塚硝子さんの力添えによって、松島建設さんを紹介いただき、地元協力業者さんのおかげで完成までこぎつけられ、本当によかったと思っています。

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K邸の外観です。





                                
                                   リビング ダイニング J型カウンターです。

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けや木大黒柱と階段です。                    シックハウス対応型ユニットバス
                                     弊社の独自開発商品です。

≪遠隔現場管理システム≫とは、品質の向上と現場作業の無駄を徹底して無くす手段から生まれました。
最初に取り組んだのが、現場監督がいなくても工事がスムーズに行く。(これは、モノスゴイ大胆な発想です)また、監督がいなければそれだけコストの削減につながります。北辰住宅技研では、常に品質の向上とコストの削減をテーマに、資材や施工方法、作業の見直しなどを月3回のペースで会議をしています。

通常の現場工程管理の中、現場監督と業務担当者の連絡ミスや設計担当者の表示ミスなど、大小様々な問題が常に顔を覗かせて、ミスを誘い出そうと機会をうかがっています。
このように工事現場では、様々な問題を抱えながらの、現場進行がごくあたり前であるかのように思われ、そうであると信じられて来ていました。

≪遠隔現場管理システム≫は、キャリアと能力の依存によるミスの撲滅を目指しました。とにかく過去の作業工程上のミスや問題点など、記憶にあるもの全てをPCに表記する事から始めました。
「過去に起きたミスは、必ずまた起きる可能性が高い」 現場では同じようなミスを繰り返しています。このような問題を解決するために、「個別作業の注意事項」が、作業直前のタイミングを見計らい、現場担当者に携帯メールに発信され続けます。

そして、究極の業者間連絡システムが「予定報告」「完了報告」として、産声を上げました。
しかし、この予定報告・完了報告の社員や協力業者への必要性を訴えましたが、完全実行まではかなりの時間と説得を要しました。
会議のたびに、≪遠隔現場管理システム≫の必要性を訴えてきましたが、なかなか思うに任せませんでした。
現場監督の業務を無くして、現場管理をする。そんな無謀な事、とても無理だと現場からも猛反発を受けました。協力業者会議でも、各職の反応は「一体どうすればいいの???」と、戸惑いの反応しかありませんでした。
このような状況のなか、過去の作業手順や施工方法について、社員のSが表計算ソフトに工程管理表を作成し、これまでの工事内容の、作業履歴の整理整頓を重ね続けていました。
これに「予定報告」「完了報告」を実行してもらうと、これまでとまったく違った≪現場管理システム≫が実用化できると確信するまでになっていました。しかし、それどころか反対勢力の、なんとも言えない力も感じ得ていました。

次回に続きます。
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by hokushin-f | 2005-08-22 18:46 | 遠隔現場管理システム

カリンの床の話と、K邸の工事現場写真

今日は MK邸の現場に行ってきました。弊社の現場の夏休みは17日までです。18日から現場作業が一斉に動き出し、残暑と共に職人一人ひとりの熱心さもじわじわと伝わってきます。
8月8日の日記にカリンの床材が、植物油を塗ると、最初は見栄えがよくありません。と書きましたが、たくさんの「森林浴のできる家+全室床暖房」のオーナーさんから賛同を頂きました。
確かに新居に引っ越して数年は、赤黒くて艶もないため、お世辞にも、きれいな感じがしない、捉え方によっては「汚い」と思えるような床が、5~6年後には、見違えるばかりの艶が出て、赤黒い汚い色が黄色みを帯びた、なんとも言えない自然の美しさに変身する。「醜いアヒルの子」とはうまい表現をした。まさにその通りだ! と称賛をいただきました。
また、このカリンの床は、一年中スリッパーを使わないで済むと、大変満足して使っているとの評価も頂きました。夏は、植物油がカリンの持つ樹木油と融和して、なんとも言えない足裏感触の味わいを持たせてくれる。だから、真夏でも足がべとつかない。
そして、冬になると低温温水床暖房で、カリンの床を暖めてくれ、空気の対流が発生しない輻射熱で、室温が16~18度の春先の外気温で、さわやかで健康な省エネ生活ができます。一般的なつくりの「床が氷の世界」のフローリング材とは別世界の話です。
そして実際に住んでみて、室内空気環境の違いをはじめ、自然と生態の微妙な係わり合いの重要性が、本能として理解できる事がたくさんあり、「森林浴のできる家+全室床暖房」の家に住む楽しみがますます増えていきます。など、オーナーさんの住み心地の具体例なども、これから少しずつ紹介したいと思っています。

MK邸の工事途中です。
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和室はけや木7寸柱と差し梁工法です。












けや木7寸柱と差し梁は漆仕上げになります。

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前回お話したチークの彫刻Rドアです。
国会議事堂の大臣席の彫刻も同じチーク材でつくられています。
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by hokushin-f | 2005-08-20 13:31 | 自然素材

F邸の「耐震ドライピット基礎」工事が始まりました

昨日、宮城県南部で震度6弱の地震がありました。幸い被害も少なめで本当によかったと思います。阪神淡路大震災や新潟中越地震など、震度のわずかな差が大きな被害を被った記憶は、記憶に新しい所です。
地震はまったく予知できない状況で襲ってきます。これらの恐怖を煽って、悪徳リフォーム業者が高齢者など、不安を増長させ高額の費用を支払わせている事が、話題になっているようです。
地震が発生するたびに、新聞やTVコマーシャルに住宅の耐震装置の宣伝が増えてきます。これらは有名住宅メーカーであり、安心感の提供とメーカー宣伝には貢献できますが、問題は施主にとって、この免震装置や機能がオプションで高額である事です。
誰だって家をつくる時、この免震装置をつければ安心ですよと、セールスされたら高額でも追加支払いをしてしまうのではないでしょうか? 何だか悪徳リフォーム業者に類似しているような気がします。

北辰住宅技研では「耐震ドライピット基礎」が、全てのグレードに標準装備であり、オプションではありません。
業界常識と大きく違う点として、予算が少なくても建てられる「セドナ」でも標準仕様である事を特筆したいと思います。一般的にこの業界では、予算が少ないと建築基準を満たしただけの基礎工事にしてしまう事があたりまえです。施工業者に言わせると、「検査に通れば問題なし」の姿勢です。
大手メーカーは、標準仕様とオプションをきめ細かに分類し、最終仕上げ段階には、高額の追加工事が発生する仕組みを確立しています。ローコスト住宅も同様な手法を用いています。契約時点では安くても、追加工事が数百万円があたりまえの世界です。また、展示場と新築した我が家では、見た目は同じなのに「何かが違う」と感じる場合があるのは、同じように見える建材が、グレードが何十種類もあるからです。

「耐震ドライピット基礎」は、耐震強度のほか、シロアリが発生しない工夫と床下で作業ができる高さの確保がしてあります。
「耐震ドライピット基礎」の強度は、構造上の違いとコンクリート強度の違いになります。例え話ですが、一升桝がこの基礎工法に似ているので例にあげますが、一升桝の底を釘で止めたのと、一体成型でつくったものではどちらが壊れにくいか? もちろん一体成型です。次にコンクリート強度のランクが存在するのは、知らない人がほとんどではないかと思います。普通の基礎工法で使われるコンクリート強度は180kg/c㎡程度です。「耐震ドライピット基礎」に使われるコンクリート強度は240~270kg/c㎡とまったく質の高いコンクリートで、100年以上持続できる家の基礎を担います。
このように構造の違いと、コンクリート強度の違いが、直下型の地震にも壊れにくい性能を発揮してくれます。
このように「ドライピット基礎」と「耐震気密エアーパネル」が、長期に渡る地震から生命と財産を確実に守ってくれます。しかも標準仕様で追加工事もありません。
「耐震気密エアーパネル」については、後ほど詳しく説明をします。

シロアリが発生しない工夫とは、基礎コンクリートが常に乾燥する状態に施工します。床下の地面からの湿気を遮断するのと、床下の全てのところが通風性を完璧にすると、シロアリが発生しません。結果は5年ごとのシロアリ消毒にかかる費用や、シロアリ消毒の化学物質が揮発性有機化合物となって、室内空気を汚染し続ける事もありません。

床下で作業ができる高さの確保とは、「最低限の修理費で100年以上持続できる家」や「老後自己防衛しながら一生済める家」のためには必要不可欠な要素です。キッチンや洗面脱衣やユニットバス、トイレの床下をのぞいた事がありますか? 多分ないと思います。それは、ほとんどの家の床下が低くて入れないつくりになっているからです。
床下の配管は、25~30年前後でかなりのダメージを受けます。もし床下で、配管の交換ができれば、最低限の修理費で済む事になります。また、老後対策として、寝室に簡単にトイレが付けられたら、「オムツ」をあてる介護から開放される事は間違いありません。
私たち生態が生存するための条件として、空気と食べ物と排泄行為が生きるためには欠かせません。「排泄の快楽」を維持できる工夫は、基礎の段階で決定してしまいます。


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70年前の建物の基礎を「ドライピット基礎」につくり直すための下処理工事
750mmの基礎パネルを固定させるための捨てコン作業と土間転圧作業
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by hokushin-f | 2005-08-17 19:39 | 地震に強い構造

栃木県小山市近郊 K邸 ≪遠隔現場管理システム≫による完成引渡しになりました

栃木県のK邸は≪遠隔現場管理システム≫による初めての施工実例です。Kさんは10年ほど前に弊社で家をつくられたSさんの同僚です。Sさんが去年の12月にたまたま弊社に遊びに寄ってくれたとき、私が書いた「森林浴のできる家+全室床暖房」の仮印刷本をさしあげました。そして、Kさんがこの仮印刷本を読んだのをきっかけにして、展示場来店→体験宿泊→メールによる詳細打ち合わせ→見積り→契約→工事着工→完成引渡しに至ったのです。Kさんが弊社を選んでくれた詳細は後ほど書きたいと思います。
このような経緯の下、K邸が契約になって最初に直面したのが、群馬県高崎市から栃木まで、およそ100kmの距離は、出張経費がかなりかかるという問題でした。

≪遠隔現場管理システム≫
今回は、この出張現場経費が最小限で済む現場施工技術の応用を北辰住宅技研が独自に開発した≪遠隔現場管理システム≫の遠隔地での実用化について、話を致したいと思います。
建設業は現場での作業が主体となり、そのつど現場が変わるため、管理方法が特殊な業態で、ある程度のパターンが昔から確立されていました。この現場を管理運営する人を現場監督と称しています。ハウスメーカーや工務店などほとんどの建築会社では、工事着工前には必ず施主さんと現場監督の紹介面談があり、このときから営業担当から現場監督に工事の内容や進行状況、仕様書に明記できない打ち合わせ事項などの権限が委任される重要な役職です。
このような重要ポジションを勤めなければならない現場監督も、施主さんに怒られる専門の監督や、協力業者に甘く見られる監督など意外とレベルが低く、待遇もいまいち悪いのも事実です。
新卒の若い監督が安い給料で鍛えられ、少し機転の利く見習い監督はすぐに営業に引き上げられるような、営業マンの判別分類的な要素もこの業界では見うけられます。
このような状況の中でも、優れた現場監督もいるのですが、とかく人間という生物は相性という問題も重ねもっているわけです。協力業者の職人は無論のこと、施主さんとの相性も(施主さんは気が付かないケースが多い)家をつくる過程において、ものすごく重要な問題になります。
北辰住宅技研では、「品質の向上」と「現場での無駄」を徹底排除するために、当初監督業務の適正運用をサポートするため開発した「現場管理システム」のPC化に取り組んでいました。
「現場管理システム」のPC化は、毎日の現場情報をこまめに記録する事から始まり、協力各業種の「予定報告」と「完了報告」や携帯電話のメールを使い「工程進捗状況による連絡・注意事項」の発信など、大きな進化を遂げました。
結果は、驚くべき成果が生まれたのです。現場監督がいなくても現場工程管理ができると言う、業界の常識を打ち破るまでに至りました。
もっと驚くべき成果として、職人や社員が作業の指示待ち状態から、自ら考えて「予定報告」と「完了報告」を自主的に使いこなすようになってきたのです。
その他、今までの監督業務に伴う人件費や諸費用が削減され、現場監督個人の能力差がまったく無くなったのも、大きな収穫です。

≪現場管理システム≫から≪遠隔現場管理システム≫へ
現場監督がいなくても現場管理ができると言う事は、どんなに遠くの現場があっても、このシステムの応用すれば、「森林浴のできる家+全室床暖房」の家が全国で建てられる事になります。
「森林浴のできる家+全室床暖房」の家は、「-20℃~+40℃合せて60℃の温度差に標準仕様で対応できる」基本性能を持ち合わせています。長野県の軽井沢町や群馬県山間部では、冬は-20℃位まで気温は下がり、夏は内陸型気候の群馬県伊勢崎市辺りでは+40℃を記録する事もしばしばです。
「夏は我慢できる暑さ」でクーラーなしの生活をしている家が多くなってきています。「冬は最低限の暖かさで超快適に住める」温水式床暖房は、省エネと健康に新たな住まい方を実感させてくれます。
「森林浴のできる家+全室床暖房」の家は、この≪遠隔現場管理システム≫によって、全国どこでも現場管理ができるようにプログラム化が進みました。今回、その第1弾がK邸の現場で実証されたのです。

K邸の竣工には、≪遠隔現場管理システム≫にご協力いただいた、松島建設さんとその協力業者さん、松島建設さんを紹介のご協力頂いた、YKK小山営業所さんと大塚硝子さん、また現場サポートに努力してくれた弊社社員に深く感謝します。

完成引渡し時に撮った現場写真は、次回に掲載します。
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by hokushin-f | 2005-08-15 15:53 | 遠隔現場管理システム

1週間で決断したIさんご夫婦

昨日I邸現場に行ってきました。5月中旬に着工し、工事のほうも順調に進んで木工事が80%位進んでいました。このIさんとのめぐり合わせには、運命的なエピソードがありました。Iさんと北辰住宅技研の出会いをチョット書いて見たいと思います。
Iさんはご夫婦共稼ぎのいそがしい生活の中で、「家つくり」についてそれなりの研究と情報収集をしていました。そのような状況の下、Iさんのある知人の紹介で、とある設計士さんに設計料570万円で契約し、契約金として270万円を支払って、間取りの打ち合わせ段階に入っている状態でした。
通常、設計士さんに設計と現場管理をしてもらうと、工事費の10%~15%位の設計管理費として支払うのが一般的です。
このような業務を設計士さん=設計事務所が介入してマイホームをつくるのも、家つくりの一つの形態です。施工会社(工務店やハウスメーカーなど家をつくる業者)と施工管理(設計事務所や管理保障会社など)が、施工基準や施工内容の厳重チェックがなされると、手抜きやミス工事がある程度防止できる、程々の家を手に入れることができます。
「程々の家」と大変失礼な表現をしてしまいましたが、家つくりの難しいところは、管理や検査を徹底して、表面的にはうまくできても、見えない部分がなかなか思うようには行ってないものです。何故なら管理や検査方法事態に問題があり、設計上の構造や資材の選定、人為的ミスなど、家つくりにおける基本的理念が見えていないからです。
このようにIさんは、まず設計士を選んでそれから施工会社を決める動きに入っていました。そんな時、以前から少し気になっていた「森林浴のできる家+全室床暖房」の家をいそがしい合間をみて見に来たのです。外観がシンプルで、延べ床面積が39坪の小さな展示場。しかし中に入って唖然とするような吹き抜けの広々としたリビング、自然の艶が出てピカピカのカリンの無垢床板、漆喰壁の品のよいきれいさ、居ればいるほど実感できる室内空気環境の良さなど、その場でモノスゴクと言うか、完全と言い表すか、とにかく本当に気に入ってしまったようです。ちょうどその日の午後に設計士さんと打ち合わせがあるとの事でいったん帰りましたが、その日のうちに設計士さんを伴って再来店していただきました。
このとき設計士さんは、設計管理は私がするので施工会社はどこでもかまわないと言って、弊社の家つくりに対する考え方の説明や、展示場のつくりをさっと見て帰りました。
1週間後、Iさんご夫婦がご来店くださいました。「実は設計士さんをお断りいたしました。つきましては弊社に全てお任せいたします」と言われた時は本当にびっくりしました。
Iさんご夫婦は「森林浴のできる家+全室床暖房」の家のつくりの違いをたった1週間で理解して頂き、即決断をしていただけたのです。

Iさんの敷地条件や家族構成、住み方に対する間取り提案は、後日このブログで紹介させていただきたいと思います。
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by hokushin-f | 2005-08-13 19:01 | 老後住める家

協力業者会議

北辰住宅技研では定例で、第一金曜日は社員会議、10日(土日祭日は翌日にずれ込む)が協力業者会議、月末が大工会議と、現場での作業の進捗状況やどんな小さな出来事なども職人や社員が、これらの情報を各会議によって、常に共用化できるように工夫を重ねています。
今日の協力業者会議の内容は、毎回会議で確認事項的に行われている「無駄を無くす」の工夫の一環として、休憩時間を各自が携帯電話のアラームをセットし、10時休み・お昼休み・3時休みに鳴らすことによって、休憩時間にメリハリをつけ、「この熱い夏季を乗り越えよう」と言う提案がでてきました。
現場での作業は自然の影響をまともに受け、夏は暑く、冬は寒い、雨などにも影響受けやすく、現場で働く職人や社員にとって過酷な条件の下での作業となります。
反面いい部分もあるわけで、自然を肌で感じ取ったり、発汗する事で基本的な生態機能の知らないうちでの活性化など、健康面や体力面ではデスクワークの人とは、将来的に大きく差が生じてくると思います。
そして、もう一つ作業時間に拘束されるのが、意外と弱い状況になっています。良い言い方をすると自由である、反面責任も大きい。要するに自己管理が難しいといえます。10時や3時休みなどダラダラとしていて、休み時間が過ぎているのに誰一人として立ち上がらない。こんな情景は建築現場では意外と多く見られる光景です。
暑い・寒い・疲れたなど、現場仕事は大変なものです。しかし、ダラダラしていると効率も落ち、失敗も増える可能性もまします。大変な条件下こそ気を引き締めて作業にあたらなければなりません。当然現場での労災事故も少なくなると思います。
この休み時間一つで現場の雰囲気が変わってきます。施主様から「感謝される職人」を目指すためにも是非がんばってもらいたいものです。


その他この協力業者会議では「セドナ」開発のいきさつや考え方について、意見交換が行われました。
「セドナ」は北辰住宅技研が開発した5番目の「森林浴のできる家」です。マイスターやエウロパと品質やグレードはまったく同じとし、お客様引渡し価格が1500万円から1800万円を想定した価値ある家です。
「セドナ」の施工ノウハウも100年以上持続できる基本設計になっていす。「耐震ドライピット基礎」「耐震気密エアーパネル」「空冷式省エネルーフ」「銅パネルシームレス銅配管の温水床暖房」「HPS配管システム」「ブレスフロアー・ヘルシーウオール・エコロジーウィンド・フイットンチッドシーリング」などの基本性能はマイスターやエウロパとまったく同じです。
「セドナ」の原点は、住宅の設計思考をほんの少し変えるだけで、まったく新しいコストが生まれました。最高の品質でコストを下げる「セドナ」の基本思考や設計方法をこれからもこのブログで少しずつ紹介していきたいと思っています。

「お気軽にどうぞ!」
このブログを読まれた人からの質問をお待ちしております。
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by hokushin-f | 2005-08-11 19:12 | 家つくりについて