10月のセミナーは、10~11日と12~13日の2回に分けて開催いたしました。

 千葉県のS社さんと、桐生市のH社さんを新潟のプレカット工場と「耐震気密エアパネル」工場にご案内いたしました。
 千葉からお越しのO社長には今回大変お世話になりました。そして社長の人格と懐の深さには感銘いたしました。
 また、今回新潟まで4名で同行いたしました。展示場でそれぞれ待ち合わせ、集合と同時に新潟へ。S社長とは今回初対面でしたが車中、前回のO社長のお話のとおりのS社長のアイデアやそれにも増しての勉強熱心さ、実行力と言うべきなのか、底知れぬ行動力なのか…?は計り知れない強力のパワーをこの時から、約一日半渡ってズート受けさせていただき本当に有難うございました。

 12~13日は、三重県と岐阜県からA社長と今回のセミナーで初めてのIさんは、若き女性設計者でした。A社長は三重県で代々続く建築会社で和風の伝統工法である「せいがい造り」や「差し梁工法」を数多く手がけてこられているようです。
 12日正午頃高崎駅に到着、その後展示場にご来店いただき名刺交換と展示場についての簡単な説明をしました。
 まずはセミナーの一環である現場見学会と入居者案内を致しました。ちょうど2軒ともケア木の差し梁の家であったため、伝統工法と空気で断熱できる「耐震気密エアパネル」に大いに関心を示していただきました。
 そのご、弊社の体験宿泊棟にて、空気断熱から「森林浴のできる家」の基本性能を主体に多岐にわたる説明が進み、空気のよる断熱工法の認識をより深めていただきました。
 三重県と岐阜県から群馬県まではかなりの距離になりますが、新幹線でお出掛けいただき体験宿泊棟にお泊まり頂いております。そのような中で、私も同宿して夕食後も引き続き「遠隔現場管理システム」の実施施工例の内容について、現場監督無しで施工できる全く新しい現場管理を現地の工務店さんを始め、協力業者さんを予定報告・完了報告で三次元管理を行いながら、尚且つ品質管理を徹底して、「無駄のない適正価格」にて「森林浴のできる家」を全国どこでも提供できることなどを中心に雑談形式で夜遅くまで話が弾みました。
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# by hokushin-f | 2006-10-14 13:01

空気断熱工法の遮音/防音についてのご質問有難うございます。

「耐震気密エアパネル」の音の問題について、千葉県からわざわざのご質問有難うございます。
 音の伝達は空気の振動によって我々に耳に達します。発生源である物質も振動によって音を発生させ、間接的に空気を振動させ人間の聴覚に伝わってきます。
 S様がご指摘のように空気断熱工法では、遮音/防音についての疑問を感じるのはごもっともです。
 弊社の開発いたしました空気断熱工法の空気層は、外壁(防火サイディング):12mm・可変空気層:30mm・インシュレーションボード12mm・断熱密閉空気層:18mm・構造用合板:9mm・断熱固定空気層:78mm・内壁(漆喰壁・耐火ボード・桐板等):9~12.5mmとなっております。
 太鼓の構造で言うと、皮をたたく事によって空気を振動させ音を伝達していきます。皮に衝撃を加えると皮がしばらく振動続けるため、余韻の残る音になるのではないでしょうか…?
 空気断熱層の空気を仕切っている材質の厚みが、音に対して適度の厚みを要し、振動が次の空気層に伝わりにくい状態になると遮音/防音効果が発揮されます。
 外壁・インシュレーションボード・構造用合板・内壁とうが、振動しにくい物質か、或は、振動しにくい厚みを持っていると、それぞれの材質が音の波長に変化をきたすため、波長が空気振動させにくくなります。したがって、音の伝達は少なくなっていきます。
 また、マンションの床(スラブ)のコンクリートの厚み200mmを300mmに厚くしても、コンクリートを通過する波長は変わらないため、音は小さくならないと言う現象が起こります。波長を変化させるには、雑多な材料を重ね合わす事で遮音/防音効果が発揮されるようです。
 したがって弊社で開発いたしました「耐震気密エアパネル」と「空冷式省エネルーフ」は、複合資材の採用と振動しにくい厚みを持っているため、外部からの騒音や室内からの音が外に出にくい構造となります。
 ガラスは3~5mmと薄いため空気振動をまともに受けます。ガラス自体の振動は、サッシ枠の場合ゴムパッキンで振動を和らげていますが、ガラス面は太鼓の皮と同様に空気はガラス面によって振動させられるため音は中まで伝わります。ペアガラスや二重サッシ・トリプルガラス構造にするとガラスと空気の物質変化により、窓においての遮音/防音が発揮されます。空気の振動を広範囲に伝える飛行機や車の人工的につくられる騒音は、室内に入れないように工夫するべきかと思います。
 人工的に発せられる嫌な音は、自然界の一部に過ぎない人間の日常生活の健康や精神的に何らかの支障をきたすのではないでしょうか…?
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# by hokushin-f | 2006-10-07 18:15

平成18年度ものづくり技術振興事業審査会に於いて発表説明に行ってきました。

 8月に特許申請をした「レベル&バランス機能付き土台パッキン」の製品化にむけ、(財)群馬県産業支援機構 産学連携グループからの、ものづくり技術振興事業補助申請に基づいて行われる、審査会に行ってきました。

 今回開発する【発明の名称】木造建築物のレベル&バランス機能付き鋼製土台パッキンは、木造建築物の土台精度をより正確に出すことができるため、住宅の品質確保に大きく貢献できると思います。

 レベル&バランス機能付き鋼製土台パッキンの概略説明ですが、木造建築物のコンクリート製基礎天端での全体の水平誤差や、微妙な平面上誤差などが基礎天端に生じるため基礎施工上、天端均し(てんばならし)と呼ばれる工程が知られている。しかし同工程によっても基礎天端の仕上がり面は3~6mm前後以上の水平誤差や平面仕上がりの微妙な誤差は必ず生じていた。さらに同天端均しと呼ばれる工程には熟練した技術と施工時間を要するため人件費の増加及び、水平度を出すためのレベル用モルタル材料費が費やされて、品質面でも同レベルモルタルの剥離や強度面など技術的問題を抱えていた。これらの施工状況の下、6mm範囲内での水平度誤差の解消となおかつ、床下換気の機能を併せ持つ、総称土台パッキン工法が現在の木造建築では一般化している。

 今回の発明は従来の天端均し工程無しの基礎天端の誤差がかなり大きな状態にあっても、土台天端誤差を1mm以下の水平精度に簡易作業にてできるレベル&バランス機能付き鋼製土台パッキン。
 この発明は、木製土台の天端(てんば)の精度を1mm以下の誤差にまで、簡単に出せ、工期も数日短縮でき、しかもコストが大幅に下げられる画期的土台パッキン工法になります。

 この審査会によって、補助をうけられるか? あるいは受けられないかの分かれ道であるため、とにかく審議官の理解を得られるように一生懸命説明をしてきました。
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# by hokushin-f | 2006-10-05 14:19

空気による断熱と冷却は、これからの家づくりを大きく変えて行くことになるでしょう。

ご連絡有難うございます。
 パートナー募集についての資料ですが、弊社と致しましてはセミナーにおいて詳細を説明させていただいております。
 とりあえず、導入費用についての資料だけ添付いたします。
 この資料だけでは内容的にご理解いただけないと思いますので、かなりの遠方とはなりますが是非セミナーにご参加お待ちいたしております。
 これらのセミナーでは、必ず御社様の今後の事業展開に貢献できると自負しております。

 今回送りました「森林浴のできる家」の本は読んでいただけたでしょうか・・・? この本に書いた「家づくりの原点が全く変わってしまう・・・」とあるように、一般常識では考え付かないような試みを積み重ね、「空気の六つの特性」の分析理論化から「老後自己防衛しながら一生住める家」に至るまで、自然界の一部に過ぎない人間としての自分自身のための家づくりを基本にしております。
 空気による断熱と冷却は、これからの家づくりを大きく変えて行くことになるでしょう。

 弊社での「森林浴のできる家」においては、床・壁・屋根の六面体の全てが、空気による断熱です。
 そして、壁と屋根の可変空気層は、夏季のみ空気冷却層へと変わり、夏期において特に暑い内陸型気候の群馬県でもエアコン無しの生活も可能にしております。
自然素材をアピールする工務店さんがかなり増えています。
 若い層の施主様も自然素材にかなりシフトしてきています。たぶん感性が自然そのものを求めているからではないでしょうか・・・? 
 しかし、自然素材を使った家に化学系の断熱材では、お客様への説得力もかなりトークダウンしてしまうのではないでしょうか・・・? 環境と省エネそして住む人の健康のすべてを満たせる家づくりは、空気断熱工法がこれらの重責を担っていくと確信しております。

 現状の住宅業界では、熾烈な過当競争の状況と言えるのではないでしょうか・・・?
 ハウスメーカーのブランド力・宣伝力・営業力。そして、ローコスト住宅の価格競争。このローコスト住宅でも宣伝力と営業力がモノを言う時代に突入しております。○○ホームさんの宣伝力はすでにブランドになっているのではないでしょうか・・・? 全国各地に展示場展開し、チラシ作戦とプレゼント攻勢をかけ始めております。
 このような状況下、本当にいい家をつくりたい数多くの工務店さんが、全国にはたくさんあるのではないでしょうか・・・? 小さな粒でも各地で輝き出したら、ブランドの構築ができるのではないかと思っています。
 我々の一番の弱点は何か・・・? それはブランドではないでしょうか・・・? 親戚や限られた地域での知名度では、もはや業績アップは見込めません。
 ブランドは良いに付け悪いにつけ、それなりの安心感を与えてしまう不思議な力を持っています。ハウスメーカーさんの家を本当にいい家だと心の底から思っている人は、かなり少ないのではないでしょうか・・・? でも何故売れるのか・・・? 
 自分の家を建てた会社がある日突然消滅していた・・・ 将来修理が出たら如何しよう・・・ なんて事が不意に頭によぎるのが現実ではないでしょうか・・・? だからこそ「森林浴のできる家」のブランドを構築し、知らしめて行かなければならないのです。是非御社のご参加のご検討をお願い致します。

 添付いたしました導入費用についてですが、基本的ノウハウ料と預かり金です。預かり金については、弊社から納品させていただく、特殊な部材の保証金の一部と考えてください。
 部材につきましては、弊社の原価での供給を想定しております。将来大量発注のスケールメリットが出てくるまでがんばっていきたいと考えております。
 年会費につきましては、建築コンサルタントの方が入っていますので、必要経費と考えてください。 

 できましたら次回のセミナー10月12日に是非お出掛け下さい。
体験宿泊棟に泊まっていただき、朝目が覚めた時「頭がスッキリ」しているを実感してみてください。
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# by hokushin-f | 2006-10-01 12:12

パートナー募集の資料請求をいただきましてありがとうございます。

 
 N様 
 次回のセミナーは10月12日ですので案内を添付させていただきます。

 大分県から群馬県まではかなりの距離になりますが、東京からは新幹線で50分チョットです。広島や大阪からの工務店さんもお出掛けいただいて、体験宿泊棟にお泊まり頂いております。よろしかったら是非セミナーに参加してください。

 また、つかぬ事を伺いますが今回の資料請求にあたって、弊社の存在を何で知ったのかを教えて頂ければと思います。

 明日「森林浴のできる家」の本と、パートナー関連の資料を郵送いたしますので、よろしくお願い致します。
 8月はじめに「森林浴のできる家」の本を全国販売いたしましたが、中津市の書店では見あたらないのでしょうか…? 誠にあつかましいお願いですが、もし…お近くの本屋さんに立ち寄った時で結構ですので、本の有無について情報をお知らせ願えればと思います。
 
 今回郵送いたします「森林浴のできる家」の本の帯に書きましたが「住む人も・つくる人も家づくりの原点が全く変わってしまう…」とあるように、家づくりに携わっている、N様の必ず参考になるのではないかと思っています。

 家づくりはとにかくお施主様にとって高額の資金が伴うため、家をつくる側の立場としても失敗は許されないのではないでしょうか…? それにもかかわらず、現時点の家づくりについては、私個人としては大きな疑問点を感じています。
 我々も自然界の一部でしかない事を強く自覚しなければならないと思います。「森林浴のできる家」の本を読まれた感想を頂ければ幸いです。

 まとまらない文章で申し訳ありません。この文章をN様のお名前を匿名にしてブログに掲載しても差し支えないでしょうか…? もし、ご迷惑でしたらその旨お伝え下さい。よろしくお願い致します。

 弊社では「遠隔現場管理システム」によって、全国どこでも「森林浴のできる家」を提供できるノウハウを持っています。全国どこでも「良心的で向上心の高い」工務店さんを1~2週間で見つけ出せるノウハウを持っています。
 その結果、現地での良心的な工務店さんと提携し、出張経費を削減することに成功しています。
 また、現場監督を排除した全く新しい現場管理を現地の工務店さんを始め、協力業者さんを予定報告・完了報告で三次元管理が可能となり、尚且つ品質管理を徹底して、「無駄のない適正価格」にて「森林浴のできる家」を全国どこでも提供できる体制が整っています。
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# by hokushin-f | 2006-09-27 11:39

Y様からの土地についてのご質問です。

 現在、新築用の土地を探しておりますが、候補地が一件あります。
南向きの100坪の土地です(4メートル道路が西側に接しています)。

ただし、将来的に、国道415号線の拡幅に伴い、南側に同国道が接すると思われる場所です。
国道が接するとすれば、交通量が多く、騒音及び粉塵による影響が多大であると予想されます。

森林浴のできる家は、国道沿いにも建築可能なのでしょうか?
それとも、窓を開けると粉塵が舞い込むような場所では、建築を避けた方が賢明なのでしょうか?

ご教示お願いいたします。

 
 国道415号線を南にして、西側に4mの角地のようですが、土地の条件はかなりいいと思います。しかし、将来415号の拡幅が予定されてるとの事ですので、まずは、都市計画課に行って、どこまで拡幅が予定されているのかの確認が必要だと思います。もし、今度購入予定の土地にかかるようですと、敷地が狭くなるため、再考が必要ではないかと思います。
 例えば、敷地が100坪確保されるなら、国道に面していても常緑樹を植えることで、かなりの騒音は防げると思います。また、西側の4m道路があるとすると、信号機の設置も想定されます。信号機付近は、車の停車と発進によって騒音と排気ガスが倍化されると考えるべきでしょう。
 採光性については申し分の無い条件だと思います。また、1年を通しての風の方向の確認も重要になります。風の向きによって、騒音及び排気ガスや粉塵などの影響が大きく変わってきます。
 ポイントは都市計画課での確認ではないかと思います。

 ようやく秋らしくなってきました。朝、犬の散歩に行くと「朝露」現象が見られます。秋になると、昼間の温度はかなり高くなるものの、朝方の気温はかなり低くなります。つまり、空気の温度が低くなると空気の湿度容量が小さくなるため、「朝露」現象が見られるようになります。私が犬の散歩に出かける7時半頃は、太陽もそこそこ高くなり始め、空気を暖める(空気は温度が高くなると湿度容量が大きくなる)ため「蒸散」=かげろう現象が起き始めるところです。
 かげろう現象は滝つぼ周辺の空気環境に相当するため、空気はかなりのマイナスイオン化現象が起きています。
 秋の朝方の空気がスッキリ感じるのは、マイナスの電荷(イオン)が多い酸素が脳細胞へ補給されると、脳細胞は活性化されるからです。
 「森林浴のできる家」の室内空気環境も、床・壁・天井の六面体の自然素材が空気の湿度容量の増減に関係し、自然素材は「平衡含水率」を維持しようとして調湿を行います。この調湿作用によって、室内空気環境が森林の空気環境に近くなるため、脳細胞が活性化して精神安定効果が生れます。
 「森林浴のできる家」は家の中の空気が、全て森林の空気環境に近い状態になります。だから家の中のどこにいても、脳細胞が活性化するため「気持ちがいい」生活が実感できます。朝目覚めた時「頭がスッキリ」とした感覚で起きられます。
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# by hokushin-f | 2006-09-23 13:54

リフォームする時のポイント2回目です。


⑤浴室と洗面脱衣の改修
浴室と洗面脱衣室はまず温熱環境を重視しなければなりません。冬季の暖房期間は7ヶ月以上に及ぶと思われますので、ヒートショック対策には欠かせません。そして、寒冷地における配管工法が後々の修理費問題などに大きく関係しますので、凍結対策と修理点検が何時でも可能な状態をつくるべきでしょう。
また設計上の基礎状態などから、水周りの湿気対策も建物を長持ちさせる重要な部分となるため、改修工事を行うときできる限りの工夫をするべき所になると思います。
浴室の壁・天井にサワラ材を使うと、浴室内の空気環境が変わり、カビの発生が極端に下がるようです。木材表面に黒いシミ的なカビが発生する場合もありますが、薬品等で無理やり落とさず、雑巾でよく拭きとる程度でいいと思います。シミは当初気になりますが、板材にだんだん調和して来ると気にならなくなります。タイルメジに発生する黒カビとは、かなりイメージが変わります。

⑥トイレの改修
現状のトイレは温熱環境とバリアフリーにして、手すりを工夫するといいと思います。そして、今回のリフォームを期に必ず寝室にトイレがいつでも簡単に取り付けができるように先行配管をしておくべきです。
「老後自己防衛しながら一生住める家」のコンセプトはここにあります。今年生れたばかりの赤ちゃんでも、一般的な生活の経過を経れば必ず老後と言う問題に直面します。ところがほとんどの人が老後と言う問題にあまり関心を示しません。祖父や祖母あるいは両親が高齢になって、介護を受けている人でも「自分自身」の老後となると、全く何の対策も講じようとすらしていません。何故でしょうか…? 動物は老後のことを考えていたら生きていけない…? 生命は遺伝子継続のため生れるから…? だから老後の事など考えたくも無い…!? しかし、大多数の人が高齢期を経て死に至る訳です。
私たちを形成する動物細胞が生きるためには、食物と空気中の酸素が不可欠です。特に空気は数分か絶たれると即、死に至ってしまいます。このような原理現象は誰でも解かっていますが、動物が生きるための、もう一つの最も重要な「排泄行為」が全く理解されていません。
何故でしょう…? 人間は仲間を守る習性がある…? それとも儒教精神が生まれつき備わっているから…? 扶助をする… 弱っている人を助ける… これらの行為は人間社会のみの特異な習性です。
しかし、ここに問題が隠されています。高齢期に介護される立場になったら「介護をしてくれる人の都合に合わせなければならない」ことに気が付いていない。
「オムツをあてる」は、介護される人のためではなく、介護をする人の都合によって行われているのではないでしょうか…? 本来の排泄行為は座った状態で、腹筋と背筋を使うところにあると思います。歳をとって1日の排泄が1~2回で済むところ、寝たきりの状態では筋力は衰え、4~5回もの垂れ流し状態になってしまう、最悪な状況が起きてしまうのは必然です。寝たきりの状態でオムツの中に排泄をする行為は、考えただけでも「ぞ~と」します。
しかし、自分の老後を想定したがらない人間は、このような現実から目をそらしてしまうため、現在のような「介護する側の都合」の介護システムが構築され一般化してしまっているのです。

実例で、92歳で寝たきりになり、1年半オムツをあてがった高齢者が、1本の手すりと水洗トイレで家の中をゆっくりですが歩けるまで回復しました。
1年半に及ぶ寝たきりの生活で、94歳になった高齢者の筋力はゼロに近い状態でした。電動ベットに縛り付けた枕に頭を持たれかけ、茶碗と箸を持つのがやっとの状態で食事をしていました。高齢者に見られるボケ症状は多少ありましたが、頭はしっかりしていて、体が全く動けない状態にもかかわらず、トイレでの排泄をいつも希望していました。でも筋力がゼロに近い人をトイレまで運ぶのは至難の業です。またベッドの隣にポータブルトイレを置いて排泄させるにも誰かが支え続けなければなりませんし、後かたづけも大変な作業です。結局介護する側の都合を優先させるため、オムツでの排泄が日常化していました。しかしオムツでの排泄も寝たきりでいると、多いときは日に4~5回と大変な介護負担をしなければなりませんでした。
そこで1本の手すりを電動ベットの背もたれが起こした時につかまれるようにして、その延長線に水洗トイレを設置しました。
介護を主体にしている実娘(当時68歳)から、私も歳だから「こんなに重たい年寄りを抱きかかえて座らせることはできない…」と猛反発を受けましたが、とにかく試みてみようと言う事になりました。
結果は想像できないような事が起こりました。全く筋力がなくなった高齢者が手すりにつかまって、動こうとするのです。したがってベットからトイレまで約60cmあるのですが、その間肩を支えるような簡単な介助で何とかトイレに移動でき座れました。トイレに座った状態で手すりにもたれかかれるので、1人でゆっくり排泄できるのです。その間周りに気を使うことも少なくなり、精神的負担も相当軽減されたようです。
そして2週間位で、何と…!? 介助無しの一人でトイレに移動し座れる「まさに奇跡」が起きたのです。
その後1ヶ月程度で、ゆっくりですが壁伝いに洗面所まで行って歯を磨けるまで筋力が回復できたのです。寝返りも自力では殆んどできなく、頭を持たれかけて食事をしていた高齢者が94歳で全く想像もできなかった回復を遂げたのです。

⑦床暖房設備
現状の床暖房設備の状態を確認しないとなんともいえませんが、今回のリフォームでトイレに次いで重要なのが冬季の温熱環境です。
床暖房の特徴として、室内温度が低くても快適に暮らせます。その訳は、床暖房パネルから放出される熱エネルギーは90%以上が輻射熱です。
輻射熱とは、空気を暖めないで物質に衝突した時に始めて発熱する特異な性質を持っています。
床暖パネルから放射される輻射熱は、パネルのすぐ上に施設されている床材に衝突して、床材は発熱し暖かくなります。床材の発熱も輻射熱であるため、室内空気は暖めず天井や壁に吸収され発熱状態になります。だから室内空気の温度差が生じないため、対流が起きない快適な状態になります。
室内が低温にもかかわらず暖かく感じるのは、我々人間も物質であり、輻射熱を受けると発熱するからです。
例えば、冬気温が15℃前後を想定すると、太陽が当たらない日陰にいると、かなり寒く感じます。しかし太陽にあたる場所ではかなり暖かく感じるのは、太陽から地上に届く熱エネルギーの75%が輻射熱であり、身体に衝突をして発熱するため、同じ15℃の気温の中でも全く暖かさが違ってくるのです。
床暖房が快適なのは、寒い日に「日向ぼっこ」をして、輻射熱を受けているのと同じ自然の暖かさを感じ取れるからです。
床暖房の生活に慣れていない人には、最初の冬は室内温度を20℃での生活をお勧めします。真冬でもTシャツの生活が可能です。そして2年目の冬は、18℃の室内温度設定で、多少の低温での生活に慣れてもらいます。極端な寒がりやの人や暑がりやの人もいますので、何ともいえませんが室内温度を16℃に設定すると、石油ストーブの半分程度の燃費となるため、かなり省エネの生活ができます。
16℃の室内温度は春先の気温です。しかも輻射熱を受けているため「日向ぼっこ」の快適さを受けられます。セーターや上着を着用すれば、超省エネでしかも超快適な生活ができます。
床暖房の熱源は、石油や都市ガスが熱変換ロスが少なく、暖房効率は良いのですが最近の原油高騰に対処するためには、エコキュートの暖房を23時から7時までの深夜電力料金を使うと、ランニングコストもかなり格安になります。しかし昼間の電気料金は高くなるため、床暖ボイラー(石油・都市ガス)と併用する事をお勧めいたします。熱源をタイマーによって床暖ボイラーとエコキュートに切り替える事が可能です。

したがって、今回のリフォームにおいては「老後自己防衛しながら一生住める家」が重要な項目になるのではないかと思います。
バリアフリーや車椅子が通れるトイレのドア幅程度の設計では、とても自分自身を守る事は不可能です。将来において「介護される立場になった時」では、もう手遅れになってしまいます。

以上が主だった提案です。リフォームのポイントにして頂ければと思います。
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# by hokushin-f | 2006-09-18 14:36

リフォームのポイントを2回に分けて見ました。その第1回目です。

 今回のリフォームについての提案です。なるべく解かり易く箇条書きにしますのでよろしくお願い致します。
①屋根及び外壁の改修
現在の屋根と壁を改修するのに、断熱と冷却の二つの機能を付けることができます。
【壁について1案】
現在の壁の上に2層の空気層を設けます。1層目は密閉空気層として、18mmの空気層と12mmのインシュレーションボード、そして2層目には30mmの可変空気層を設け、外壁下地材(防火サイディング)を張ります。現状の壁厚に72mm程度厚くなりますが、冬季の断熱効果と夏季の壁面冷却効果は、かなりの威力を発揮できます。
【壁について2案】
第2案として、密閉空気層を18mmにして、外壁下地材(防火サイディング)12mmを張り、あわせて30mmの壁厚となりますが、この工法でもかなりの断熱性能は期待できます。
【屋根について1案】
現在のカラーベスト上に垂木を取り付け、可変空気層を60mmとして、野地板を張り、その上にルーフィングを張り板金施工とします。壁構造の1案を採用するには、棟の1部を解体し17W×2台の換気扇を取り付けるように改良します。これによって夏季の7、8、9月の3ヶ月間だけスイッチを入れるとエアコン無し(内陸型気候の群馬県でも)の生活が可能です。その他の9ヶ月間は断熱空気層として断熱能力を発揮します。
【屋根について2案】
2案として、屋根部分を60mmの密閉型の空気層とすると冬の断熱効果は格段に上向きます。夏の焼けこみも1案の空冷式には及ばないもの、密閉空気層がかなりの遮熱に貢献してくれます。
また、屋根材の選定については、ガルバよりカラーステンレスの方が数倍高くなりますが、10年以降を想定すると決して高くはならないと思います。弊社で21年前に施工したカラーステンレス屋根は、フリーメンテナンス状態で全く問題が起きておりません。その他、酸性雨の問題もありますが銅板の選択肢があると思いますが、銅板も現状では3倍もの高騰が起きています。

②玄関入り口及び窓関係
【玄関について】
玄関のドアが冬の放熱にかなり貢献していると思われます。この放熱を防ぐには、玄関の外側に風除け室を設けるか、または玄関を入った廊下の一部に引き戸を設けるべきでしょう。2階への吹きぬけ階段も温度差対流が大きくなるため、階段上がり口に廊下の引き戸と連携したかたちで、引き戸を設けるとトイレまでの温熱環境が確保できます。
図面があれば他の方法も考えることができます。

③和室と廊下周りの改修
和室の床についてはカリンでの施工は可能です。ここの和室と廊下、ダイニングは普段生活しているときに一番身を置くところとなるため、天井の全面改修=ビニールクロスを剥ぎ、その上に杉板を張る。和室の天井も現状のラミ天井を撤去して、無垢の杉板に張り替えるべきです。和室内は京壁もしくは霧島内装壁。その他は壁面積はかなり少ないものの腰板に漆喰が部屋を明るくしてくれると思います。
掃きだしのサッシについては、トリプル硝子の二重サッシに交換できます。廊下周りの窓関係もかなりの温熱エネルギーロスが生じています。

④キッチンと食品庫の改修
現状にキッチンをまず明るくできるように改修するべきです。吊り戸棚を撤去して、トリプル硝子の二重サッシにすると、その採光効果はキッチン及びダイニングに大きな変化が起きる事は間違いありません。
食品庫については、収納棚の位置や収納方法を考えていくと、キッチンの調理台の上の散らかりが一掃できます。特に鍋やヤカン、フライパンなど、流し台内や吊戸棚に収まらないものを使いやすく収納できる事が肝心です。
また、床・壁・天井の自然素材の調湿能力で、台所を中心に発生する生活臭が感じられないようになります。
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# by hokushin-f | 2006-09-15 19:55

断熱についての貴重な資料有難うございました。

A 先生 様

 大変ご無沙汰しております。また、今回は大変貴重な資料を送っていただき本当に有難うございます。

 9月26・27日は長野市のMウエーブで「街と住まいづくり博」のイベントがあり、27日の11時より、45分程度でしたが「空気で断熱すると森林に近い空気環境が生れる」と題して、講演させてもらいました。

 床・壁・屋根の六面体を空気の熱伝導率の低さを応用し、化学系やグラスウール、セルロースファイバー等の断熱材を全く使わないで、空気で断熱する誰も試みなかった逆転の発想の工法です。
 ほとんどの人が、断熱をするのには断熱材が必要である。との原点からスタートしていますが、断熱材を研究してみた結果「空気が動けない状態」をつくって、空気の熱伝導率(0.020kcal/mh℃)の低さを利用する発想です。
 グラスウールの断熱材はフワフワしているのは空気が動けない状態になっているからです。硬質ウレタンフォーム=気泡を閉じ込めた高性能な化学系断熱材も熱伝導率は(0.035kcal/mh℃)と空気の1,75倍も高くなっています。
 空気は動かないとすごい性能の断熱材になるをヒントに、壁内と屋根構造を三層の空気層に分け、そのうちの二層を空気が動きにくい状態の断熱空気層とし、残りの一層は可変空気層にしました。
 可変空気層とは、空気の温度差から生れる「上昇空気運動」と、補助的に使う17Wの換気扇2台で空気の移動を意図的に、しかも、早く動かさせることで、高性能な冷却空気層となります。 また、換気扇をOFFにすると、可変空気層の空気が動けないため空気の断熱層として、高性能な断熱能力を発揮できます。 

 床面は二層の断熱空気層にして、可変空気層はありません。この可変空気層は7・8・9月の3ヶ月間だけ、換気扇のスイッチを入れることによって、空気の移動ができるようにしました。しかもなるべく早く移動させ、空気の冷却能力が発揮できるようにしました。
 空気は60cm/秒で、その空気接触面は1℃低下させるそうです。7m/秒(チョットした風)では、15℃前後も温度を下げるそうです。夏の焼け込みを可変空気層の冷却能力を使うと、ほとんどエアコン無しの生活も可能です。

 今回、A先生にご紹介いただきました資料は大変参考になり、ありがとうございました。
 著名な人達が、断熱と言う問題をいろいろな種類の断熱材をベースに考えているようです。外断熱工法や内断熱工法の論争も耳にしているのではないでしょうか…?

 昨年、「耐震気密エアパネル=弊社の商品名」を公的機関である(財)建材試験センターにおいての試験結果は、0.81w/(㎡・k)の熱貫流率の数値がでました。
 この数値は断熱区域1(北海道)には及びませんでしたが、断熱区域2(青森・秋田・岩手)0.98w/(㎡・k)を超えた、驚異的な断熱数値となりました。
 ちなみに東北6県が断熱区域3であり、群馬県から九州までは断熱区域4です。鹿児島と宮崎が断熱区域5です。

 7月末に私が書いた3冊目の本を「森林浴のできる家」として、全国販売になりました。宣伝をしていませんので売り上げはたいした事はありませんが、それでも全国各地の読者の方から過分なる反応を頂いております。

 A先生にも是非お読みいただければと思っています。お時間のあるときにでも是非展示場のほうへお出掛けください。お待ちいたしております。

 A先生からお知らせいただいた、断熱についての資料。
第30回〔06.8.24.〕“断熱屋の親父”が造った無冷房・無暖房の家
http://www.z-tekunika.com/
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# by hokushin-f | 2006-09-10 13:12

 第3回 「空気断熱研究会」セミナーを開催。

 森林浴のできる家「空気断熱研究会」の第3回目のセミナーを7日に開催いたしました。今回は、先月ご来店いただきました大阪のT社長さんも遠路お出掛けいただき有難うございました。
 T社長とは今回で2回目の対面ですが、この間、T社長が折衝中のお客様の間取りの打ち合わせなど、時々交していたため、かなり昔からの友人との再会の気分でした。
 
 今回の勉強会では、何故室内空気環境が森林の空気環境に近くなるのか…? また、自然素材の家で、しかも空気による断熱工法の「セドナ」をグレードや品質を全く落とさず、1500~1800万円の価格帯で販売できるのかを説明させていただきました。
 その後、安中市後閑の「エウロパ」仕様の現場まで行って、2週間ほど前に上棟した構造現場を見学。
 また、昨年暮れに入居されたK様邸にご案内しました。
 
 K様の家はエアコンが1台もついていません。今回初めての夏をすごしていただいた訳ですが、エアコン無しの健康的で快適な夏をすごせたと大変喜んでいただきました。
 リビングに隣接するケヤキの差し梁工法の和室は、スノコ状の夏戸=古い民家から確保した骨董建具がはめ込まれ、幻想的な雰囲気がかもし出されていました。
 ケヤキの差し梁は、漆の仕上げ、100年ぐらいの年月を経ている夏戸。本当に素晴らしいの一言に尽きると言えるでしょう。
 
 その後食事をして、弊社の体験宿泊棟「エウロパ」に泊まっていただき、自然素材の耐久年数の長さ、取り付ける前までは一見ボロボロに見えた夏戸が、高貴な雰囲気をかもし出すのは…? また、室内空気環境の重要性を認知してもらうためには… など等の話が尽きない状態でした。

 よく8日は、軽い朝食を取り、およそ2年前に建てられたS様邸へ、北海道で自営されていた会社をリタイアし、ご夫妻の故郷である高崎に「老後自己防衛しながら一生住める家」の弊社からの提案をもとに設定された「森林浴のできる家+全室床暖房」の家です。

 S様の家では、愛犬レオ君がリッチな室内環境を満喫しています。そして、S様もかなりのヘビースモーカーです。しかし、この家の室内空気環境は、動物の臭いはもとより、ご主人のタバコの臭いが、全くといっていいほど感じられません。

 T社長には、このような実体験をしていただき、「森林浴のできる家」の素晴らしさを高崎から大阪まで持ち帰っていただきたいと思います。
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# by hokushin-f | 2006-09-08 19:52