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「200年住宅」の申請書類がもう少しで出来ます。

 超長寿命住宅「200年住宅」の提案書を作成中です。
 
 現在の住宅の平均寿命が30年前後とされている、これら住居の短命化の要因は、
1)化学物質を用いて人工的に加工された、耐久性の短い建材が大量に使われている。
2)30年前後で劣化してしまう、給排水の配管設備が床下に埋め殺し状態で、簡単に交換でき る工夫がなされていない。
3)多種多様な断熱材が普及したが、化学系の断熱材や気密シートは、耐久年数が極めて短  い。断熱材取付けによる、壁内結露から腐朽菌の発生が木質躯体構造の劣化を誘発した。
 
 上記の主なポイントが、一般的な住宅の耐久年数が30年前後と、短い原因の要素となる。
 日本の住居の歴史において、200~300年の長寿命民家が存在していた。これら古民家は各地に現存し、自然との共生の重要性を実証している。
 
 古民家の長寿命のポイントは、
1)耐久性の長い自然素材を選定して、これを適材適所に利用している。
2)つるべ井戸の時代であり、給排水の配管設備が屋内に無かった。
3)断熱材が全く使われていない。 上記の要素が古民家を長期にわたって、維持できた主因と なっている。「空気断熱工法」は自然素材を使い分ける技術となる。
 
 給排水の配管設備は、床下で作業ができる基礎構造とする。
 断熱材の排除は、建築物の耐久年数を画期的に延ばすことができる。
 断熱材を全く使わない家づくりを超長期住宅の普及促進に取り組む提案となるわけですが、北辰住宅技研では他にもたくさんの提案を持っていますが、今回は「空気断熱」にしぼって、申請書を作成しました。来週早々の提出を予定しています。
by hokushin-f | 2008-05-02 20:50
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